「i-dio Wi-Fi Tuner」が届いた 開封・レビュー [デジモノ・ガジェット]
「i-dio Wi-Fi Tuner 無料モニター」の「i-dio Wi-Fi Tuner」が届きました。
まず「i-dio」は何なのか
「i-dio」は3月開始予定の新放送サービスです。地上アナログ放送終了で空いた電波を使った、「テレビでもラジオでもない全く新しい”第3の放送” 」らしいです。音声、映像、データが放送可能で、i-dioチューナー内蔵のスマートフォンや専用受信機、カーナビ内蔵などいろいろ機器も登場予定。基本的に利用料金はかからないようです。
新マルチメディア放送サービス「i-dio」、エフエム東京などが来年3月から 旧地上アナログ帯域を再利用 -ITmedia
特徴としては「IPデータキャスト」という方法を使って、音声・映像の他に文字・ファイルなど、デジタルデータならなんでも送信できるそう。
TOKYOFMとJFNが中心ですが、複数の事業者が参入できるように放送局などを整備する「ハード会社」とコンテンツを提供する「ソフト会社」で会社を分離する仕組みも特徴的。全国7エリアでエリアごとに会社が違い、地域にあった放送をするそうです。とりあえず、今年の3月からは関東、関西、福岡で放送開始予定。下が公式サイト。
「i-dio Wi-Fi Tuner無料モニター」
で、放送開始を前に受信機器を無料で使えるキャンペーンを行っています。DNPにエルネというサイトを通じて応募できます。
i-dio Wi-Fi Tuner無料モニター募集|i-dio 新放送サービス
無料モニターとなっていますが、貸与という形にはなっているものの、返却の必要はないとなっているので、実質プレゼントです。サービスの普及のため配ってる感じですかね。
第一期50000名になっていて、開始直後はアクセス出来ないほどだったんですが、まだ募集しているとこを見るとまだまだ配布する予定なのかも。
「i-dio Wi-Fi Tuner」はチューナーがi-dioの電波を受信し、Wi-Fiで接続されたスマホからi-dioを聞けるというもの。イメージはモバイルWi-Fiに近いかも。あくまでもチューナーであって単体では聞けず、スマホと接続することが必須。
1月末に申し込んでおいたのが、今日届きました。予想以上に速い。
開封
カンガルー便にてとても小さいダンボールで到着。
届くのはチューナー本体と説明書のみで、充電用のmicroUSBケーブルとAC-USBアダプタは自分で用意する必要があります。まあスマホが普及しているこのご時世困ることは無いと思います。
本体。仕様によると大きさは73×45×21でちっちゃい。内蔵バッテリーは約6時間持つそうです。
地デジアンテナや衛星アンテナでもおなじみの日本アンテナ製。
アンテナは結構伸びます。
感度が悪い場合はステレオミニジャックから 外部アンテナに接続できるようになってます。ミニジャックはありますが、イヤホンは接続できず、この機器単体で「i-dio」を聞くことはできません。写真だと見えないですが、ストラップホールも付いてます。
チューナーとスマホはアプリを使って接続します。動作モードが「Android接続モード」とiPhoneなどアップル端末と接続する「APモード」があり、電源ボタンを普通に押して起動すれば、「Android接続モード」、長押しして起動すれば「APモード」になります。
音声だけの番組だったら、聞きながらブラウザでウェブサイトを見たりすると思いますが、このチューナーがWi-Fi接続だとWi-Fiでネットに接続しながら、「i-dio」を使うことはできないわけで、Bluetoothとか他の接続方法のほうが利便性が高いような気もします。
このチューナー、まだサービス自体が始まっていないのでとりあえず今は使えません。それにスマホ用のアプリもまだAndroidはデモ版、iOS版は未公開です。気長に待ちましょう。
ハード会社とソフト会社の分離や、受信機器を配ったり、かなりNOTTVの失敗を意識してるのがうかがえます。 受信料無料で受信機器も安価に手に入るようになり、それなりにコンテンツが提供されれば、普及しそうな予感。でもこれだけスマホが普及しててデータ通信でなんでも送れる時代。わざわざチューナーを使用するだけの魅力を提供できるのでしょうか。
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